誰にも口臭はある、では、歯科で治療することができる口臭とは?

目次
真性口臭と仮性口臭の違い
口臭には「真性口臭」と「仮性口臭」という分類があります。
真性口臭
他人にも感知される口臭で、医療的な原因が関わることもあります。
仮性口臭
本人だけが強く臭いを感じる状態で、実際には他者にはほとんど気づかれません。心理的な要因が関与することも多いです。
真性口臭の種類
生理的口臭
朝起きたときや空腹時など、一時的に生じる自然な口臭。特別な治療は必要なく、歯磨きや水分補給で改善するケースが多いです。
病的口臭
医療的な対応が必要で、口腔由来と全身由来に分かれます。病的口臭の80-90%が口腔由来とわかっており、そのうちの8割が歯周病が主な原因です。
つまり歯科で対応が可能なのは「真性口臭のうちの病的口臭、特にその原因の大半を占める歯周病による口臭」です。
歯周病だとなぜ口臭がする?
歯周病が原因で口臭が強くなるのは、歯周ポケットの中で細菌がタンパク質を分解し、硫黄を含んだガスを発生させるためです。特に「メチルメルカプタン」という物質は歯周病特有の強い臭いの原因になります。また、炎症で歯茎から出血や滲出液があると、さらに口臭が強まります。
歯科で可能な口臭治療の流れ
北欧歯科では、歯周病を中心とした口腔由来の病的口臭に対応しています。
歯周病の検査
精密検査やレントゲンで歯周病やむし歯の有無を確認します。
治療方法の立案と説明
検査結果を基に治療計画を立て、セルフケア方法を含めて丁寧に説明します。
歯周病治療
歯周ポケット内の細菌を除去し、必要に応じて歯石除去や外科処置を実施します。
メンテナンス
治療後も定期的なケアで再発を防止し、健康な口腔環境を維持し、いつまでもおいしく自分の歯で食べることと併せて、病的口臭を予防します。
専門的なサポートで安心の治療を
加藤大明歯科医師は、九州歯科大学口臭外来での診療経験を持ち、メディア記事監修の実績もあります。また歯周病専門の歯科医師も在籍します。口臭について不安なことがございましたら、遠慮なくご相談ください。
監修した記事はこちら→監修記事:[医師監修]口臭どうすれば解消できる。今すぐ消したい時の方法と根本的な改善策を歯科医が解説