インプラントを長持ちさせるために大切なポイント
インプラント治療は、失った歯を補うために多くの方に選ばれている方法です。しかし、治療したあとにインプラント周囲の骨が減る(骨吸収)、あるいはインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)が起こることがあります。これらを防ぐことが、インプラントを長持ちさせるためにはとても重要です。

目次
骨吸収やインプラント周囲炎を防ぐには?
最近の研究から、インプラントの「土台(アバットメント)」や「被せ物の形」が、その後の骨の安定性に影響することが分かってきました。
- アバットメント(インプラントの土台)が短い(2mm未満)
- そのうえで被せ物の立ち上がり角度が急(30°以上)
このような場合、骨が減りやすく、インプラント周囲炎のリスクも高くなる傾向があります。
一方で、アバットメント(インプラントの土台)の高さを2mm以上にすると、骨の吸収や炎症を抑える効果が期待できることが報告されています。
当院の取り組み
北欧歯科では、インプラントをただ「埋めるだけ」ではなく、骨や歯ぐきに負担が少なく長持ちしやすい設計を重視しています。
さらに、定期的なメインテナンスで歯ぐきや骨の状態をチェックし、早期に問題を発見・対処する体制を整えています。
インプラントを長持ちさせるためのポイントまとめ
- インプラント後の骨吸収やインプラント周囲炎を予防することが大切
- 土台の高さや被せ物の形が長持ちに大きく影響
- 定期的な歯科でのチェックとメインテナンスがインプラントを守るカギ
まとめ
インプラントを長く快適に使うためには、治療直後の状態だけでなく、その後の設計やメンテナンスが欠かせません。
北欧歯科では、最新の研究や技術をもとに、患者さん一人ひとりに合わせたインプラント治療を行っています。
インプラントをご検討中の方、すでにインプラントを入れている方も、骨の吸収やインプラント周囲炎を予防して、長持ちするインプラントを一緒に目指しましょう。
インプラントについて不安なことがございましたら遠慮なくご相談ください。
当院のインプラントに関するページはこちら→https://yoboushika.jp/menu/implant/
[参考文献]Misch J, Abu-Reyal S, Lohana D, Mandil O, Saleh MHA, Li J, Wang HL, Ravidà A. Combined Effect of Abutment Height and Restoration Emergence Angle on Peri-Implant Bone Loss Progression: A Retrospective Analysis. Clin Oral Implants Res. 2025→https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12066925/