<歯科医師が解説>松風ハイライトとは?ホワイトニングの歴史とともに歩んだ信頼のオフィスホワイトニング
<記事の要約>
本記事では、当院がオフィスホワイトニングに「松風ハイライト」を採用している理由と、その製品の歴史・特徴・効果について、歯科医師がわかりやすく解説します。松風ハイライトは、1990年代初頭からホワイトニングの発展を支えてきた“原点”ともいえる薬剤で、高濃度過酸化水素とカラーチェンジ指示薬による安全で確実な漂白効果が特長です。
ホワイトニングの歴史、他製品との違い、当院での施術方法、効果を実感しやすい理由、適応・注意点まで、短時間で要点を理解できる内容になっています。「歯を削らずに自然に白くしたい」「短期間で明るい印象に整えたい」方は、ぜひ参考にしてください。
執筆は歯科医師の加藤大明が行いました。

目次
なぜ当院は「松風ハイライト」でホワイトニングを行うのか?
当院では、歯を削らずに自然な白さへ導くホワイトニングとして、専用のホワイトニング材「松風ハイライト」を採用しています。なぜこの製品を選んだのか。それは ホワイトニング治療の歴史の中で“原点”とも言える製品だからです。今回は、その背景とともに、ハイライトの特徴・当院での実施方法・どのような方に適しているかを詳しくご紹介します。
歯科医院でのホワイトニングの歴史~それは松風ハイライトの歴史
本格的に歯科医院内で行うオフィスホワイトニングが誕生したのは、1991年。米国において日本の松風の現地法人において Hi‑Lite(Shofu社/アメリカ) が開発され、過酸化水素+触媒を用いた処置が臨床に導入されました。
日本においても、1998年に「ハイライト」という製品名で国内販売が開始されました。つまり、松風ハイライトは「ホワイトニングという治療分野の歴史において初期から存在し、現在のスタンダードへの道を拓いた製品」と言えます。
松風ハイライトとは?製品概要と特徴
主成分・作用機序
松風ハイライトは、ペースト状(粉+液)タイプのオフィスホワイトニング材で、 過酸化水素35% を配合しています。
練和時には青緑色から、漂白反応終了時には白色に変化する「カラーチェンジ指示薬」が含まれており、処置終了タイミングの目安になる点が大きな特徴です。 そのため、治療結果にばらつきが少ないです。単に“薬剤を塗って光を当てる”だけでなく、反応の状態を視覚的に確認できる仕組みがあり、処置の管理性・安全性を高めています。
他製品と何が違うのか?
- 過酸化水素濃度が35%という高濃度設定で、 漂白効果が良く安定していると公式に謳われています。
- “カラーチェンジ指示薬”の搭載によって、処置の終点が目に見えてわかる点。これが「他社にはない」ハイライト独自の特長とされています。
- 光照射による短時間処置に適しており、来院1回でも効果を実感できるケースが多く、「即効性」が魅力です。
当院での実施方法・メリット

治療の流れ
- カウンセリング・色調チェック(シェードテイキング)
- 歯面清掃・歯肉付近の保護
- ハイライトペースト塗布 → 光照射(または化学反応促進)
- 色変化確認(白色へのチェンジ)
- アフターケア指導(知覚過敏対策、色戻り防止)
メリット
- 歯を削らずに白くできるため、歯質へのダメージが少ない。
- 来院1~数回で効果を実感できるケースが多く、忙しい方にも向いています。
- 製品としての歴史・信頼性が高く、安心して導入できます。
こんな方におすすめ/注意点
おすすめ
- 結婚式・就職活動などで比較的短期間に歯を白くしたい方
- 色の濃い着色(コーヒー・タバコ・ワイン等)でお悩みの方
- 歯を削る治療に抵抗がある方
注意点/ご留意いただくこと
- 効果には個人差があり、変色の原因・歯質状態によっては回数が必要です。
- ホームホワイトニングを併用した場合の方が、より白くなります。
- 過酸化水素濃度が高いため、知覚過敏・歯肉刺激などのリスクを把握し、適切なケアが必要です。
- 補綴物(クラウン・ラミネートべニア等)のある歯は白さの変化が出にくいです。
参考文献・メーカー資料
松風「ハイライト – 製品情報」 – オフィスホワイトニング材(公式)
歯の着色についてのブログ記事はこちら→https://yoboushika.jp/school/staining/
<自由診療に関する記載(厚生労働省 医療広告ガイドライン準拠)>
治療内容:ホワイトニング(松風ハイライト使用)
費用:27,500円(税込)~
保険適用:なし(自費診療)
主なリスクと副作用:一時的な知覚過敏が生じる場合があります。
ホワイトニングにご興味のある方、ご不明な点のある方はぜひスタッフにおたずねください!
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