【セミナー報告】加藤雄大歯科医師が米国歯科大学院同窓会で講演しました
2026年1月11日、御茶ノ水ソラシティにて開催された歯科医師向けセミナーにおいて、北欧歯科の加藤雄大歯科医師が講演を行いました。
本講演では、「患者のQoL(生活の質)の向上」を軸に、歯の保存治療とインプラント治療をどのように位置づけ、臨床の中で選択していくべきかについて、歯周病専門医の立場から解説しました。
※米国歯科大学院同窓会とは、米国の歯科大学院で専門教育を受けた歯科医師を中心に構成される同窓会組織です。卒後教育や学術交流を目的とし、歯科医療の最新知見や臨床経験を共有する場として活動しています。
目次
患者のQoLを見据えた治療選択
歯科医療において、天然歯を可能な限り保存することは重要な理念であり、治療における第一選択であることに疑いはありません。
一方で、一本の歯の保存に固執することで、口腔全体の機能低下や長期的な予後に影響を及ぼす可能性があるケースも存在します。
講演では、こうした臨床上のジレンマに対し、患者さんが真に求めているゴールは何かを常に意識し、治療計画を立案することの重要性が強調されました。
歯の保存とインプラントの役割を再考する
「抜歯およびインプラント治療」は、保存治療の否定ではなく、包括的な治療計画の一部として適切に選択されるべき選択肢です。
本講演では、歯周病治療の視点から、長期的な安定と口腔機能の維持を目指した治療判断について、具体的な考え方が共有されました。
歯を守る姿勢を大切にしながらも、患者さん一人ひとりの背景や将来を見据えた柔軟な治療選択について、会場の歯科医師とともに考える有意義な機会となりました。

参加された歯科医師からの感想
・「歯」ではなく「ヒト」を診るという視点が強く印象に残りました。
・保存やインプラントといった治療手段そのものではなく、患者さんの背景や将来まで見据えた話が一貫しており、非常に示唆に富む内容でした。
・歯科医療の本質をあらためて考えさせられる講演だったと思います。
インプラントの長期維持に関する北欧歯科のブログはこちらから→https://yoboushika.jp/school/implant1/