【驚きのデータ】日本 38.2% vs スウェーデン 89.3%-歯の健康に対する自己肯定感の違い!その原因は?!

「毎日歯みがきしているから大丈夫」
「痛くなったら歯医者に行けばいい」

これは、日本ではまだ一般的な感覚です。
ところが、スウェーデンではまったく違う答えが返ってきます。

歯の健康に対する自己肯定感の違いなどがデータではっきり可視化されています。
今回は、ライオン株式会社が過去に行った日本・スウェーデン・アメリカ3カ国のオーラルケア意識調査(引用)をもとに、

  • 日本とスウェーデンの「衝撃的な違い」3つ
  • その原因??

を整理します。

この記事は歯科医師の加藤大明が書きました。

違い①|日本人はホームケアに自信のない人が多い。

「あなたは、自分の(家での)歯のケアに自信がありますか?」

結果(LION発表資料

  • 日本:「自信がある」38.2%、「自信がない」61.8%
  • スウェーデン「自信がある」89.3%、「自信がない」10.7%

日本の歯科医院で仕事をしていると多くの患者さんが日々歯磨きをしていることを知っていますが、残念ながら、その大多数が「正しくできているという確信」を持てずにホームケアをしていることがわかります。一方、スウェーデン人の多くは「やるべきことをやっている」という感覚のようです。

違い②|フロスは「特別」な日本、「当たり前」のスウェーデンやアメリカ

「あなたは、デンタルフロスを使いますか?

結果(LION発表資料

  • 日本:19.4%
  • スウェーデン:51.2%
  • (参考)アメリカ:60.1%

これは好みの問題というよりは、歯の健康は「歯ブラシで守る」という日本と「複数アイテムを使ってケアするのが普通」というスウェーデンやアメリカとの習慣の違いと思います。日本では、「歯ブラシをどう選ぶか」という関心が高い一方で、歯と歯の間のケアについて相談される機会はまだ多くありません。

※ちなみにアメリカの方がスウェーデンよりフロスの利用率が高いのは、スウェーデンでは歯と歯の間の清掃に歯間ブラシを使うことがより一般的であることも、その一因のようです。

違い③|予防歯科を「知っている」人の割合

質問1「『予防歯科』という考え方を知っていますか?」

※予防歯科とは:ムシ歯などにかかってからの「治療」ではなく、かかる前の「予防」を大切にする考え方。歯科医院などでの定期的な健診等を通じて「プロフェッショナルケア」を受けることと、歯科衛生士の指導に基づいて自分自身で行う「セルフケア」の両方で積極的に健康な歯を守っていく方法。

結果(LION発表資料

  • 日本:20.9%
  • スウェーデン:約60%

日本では「予防歯科」という言葉が十分に届いていないようです。

しかし!

質問2「(予防歯科の考え方を伝えたのち)『予防歯科』が必要だと感じますか?」

結果(LION発表資料

  • 日本:70.7%
  • スウェーデン:83.1%

日本人もその考え方を知ると、スウェーデンと同様に多くの人が必要性を感じるようです。

原因|日本では、歯科医院がまだ「歯を守る場所」として認識されていない

「直近1年間に歯科健診を受けましたか?」


結果(LION発表資料

  • 日本:「受けていない」57.5%
  • スウェーデン:「受けていない」32.4%)

「歯科医はどのようなイメージですか?」

結果(LION発表資料

  • 日本
    • 「好き・憧れ」1.9%
    • 「嫌い」「苦手」14.0%
  • スウェーデン
    • 「好き・憧れ」16.4%
    • 「苦手」2.6%

<参考>アメリカ

  • 「好き・憧れ」40.3%
  • 「苦手」3.3%

スウェーデンやアメリカと比較すると、日本では歯科医院に治療のために通う方が多い傾向があります。これにより十分にホームケアの練習の機会を得なかったことが上にあげた「違い」として現れているのかも知れません。また、「予防」よりもどうしても不快感の伴う「治療」に偏重した通院の結果、歯科医院に対して「痛い」「時間がかかる」といった、ネガティブなイメージを持つ方が少なくないのかも知れません。。

けれども、みなさんが関心を持っていないわけではありません。「知らなかった」だけで、知れば多くの方がその必要性を十分に感じています。

私たちはこれらのデータを見て、あらためて「予防歯科」をもっと広めていく必要があると感じました。

加藤雄大歯科医師が留学していたスウェーデンのイエテボリ大学

北欧歯科が目指していること

元来、清潔感が高く、モノを大切にする精神を持つ日本人は、歯を大切に思っています。
けれども、

  • どう守ればいいかを体系的に教わる機会が少なかった
  • 歯科医院は「治療のために行く場所」だと思ってきた

こうした背景がありました。

日本とスウェーデンの違いは、意識の高さの差ではありません。
歯科医療の歴史と仕組みの違いによって生まれたものだと、私たちは考えています。

北欧歯科は、スウェーデンで当たり前になっている
「歯を守る医療」を、日本で実現するための場所
です。

私たちの強みは、「北欧っぽさ」ではありません。
「自分で歯を守れている」という実感を、患者さん自身が持てるようにすること
です。

単なる定期的なクリーニングで終わらせず、
スウェーデンやアメリカと同じように、正しいホームケアの技術を身につけていただく。

その積み重ねによって、日々のケアに自信を持ち、安心してご自身の歯を長く保ってほしいと考えています。

そして結果的に、
北欧歯科のことだけでなく、歯科医師や歯科衛生士という存在そのものを、
アメリカやスウェーデンのように「好き」になってもらえたら嬉しいです。

<参考文献>
LION株式会社―発表資料―【日本・アメリカ・スウェーデン 3カ国のオーラルケア意識調査 Vol.1】2014年2月12日

<関連記事>

単なるクリーニングと北欧歯科のメインテナンスの違いについてはこちら→https://yoboushika.jp/school/maintenance/

歯科メインテナンス時に注意しているポイントについてはこちら→https://yoboushika.jp/school/vrf1/

毎月クリーニングの効果についてはこちら→https://yoboushika.jp/school/professionalcare/


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